崩壊する日本も世界の中

教育基本法、今日にも成立しそうです。嗚呼。
内閣支持率が下がったのを無視して……と思ったんだけど、支持率低下の要因は復党問題なんですね。
まあそれも大問題なんだけど、しかしあんな法律がやすやすと通ってしまうのは、政府や自民党が悪い、とは言ってられないよなあ。
国民(もちろんぼくも含む)がいかに考えてないか、ということであり、考えてない国民が作る、感情と感覚の国家になっていくのでしょう。
そんな国家が長続きするとは思えず、つまりは崩壊へと進んでいくでしょう。

さあ、今日がその大きなスタートです。


それでも……あきらめてはいけない。
わが日本が崩壊するのを止めたい、もっといい日本にしようと思うと虚しいことが多すぎるので、こう考えるようにしようと思います。

「日本を含む世界を、もっといいものにしよう。」

日本に対する絶望感が深まると、日本を逃げ出したくなります。
それもひとつの方法ですが、逃げ出した先にシャングリラがあるわけではありません。そこにもやはり問題はあるでしょうし、自分がそこに行くことで生まれる問題もあるでしょう。
それより、世界という視点から全体を見れば、そこにはいいとこも悪いとこもあり、つまりは日本のことも「問題のひとつ」となります。
そこから逃げるのでなく、かといってそこがすべてだとは考えない。

そうでも考えないとやってらんないじゃないか。
でも、そう考えるのは、けっこういいかもしれません。

[政治・国際・社会]
2006.12.15 - 08:38 AM |
『パプリカ』(映画版) | 教師になった友人たちへ

コメント

» 京塚貢: ( 2007.01.05 - 03:30 PM | 固定リンク)

教育基本法の問題ですね。ぼくが教育基本法に大きな違和感を覚えるのは、国家への敬意を「強制」することです。ぼくは結構右寄り思想なので、国家への敬意なんぞはあたりまえだと思っていますが、強制してどうなるんだ?っていうことは切に感じるわけです。教育勅語と同じ発想。そういう発想がどこへ向かったのか。学んでないなぁ、アベ君。「敬意」は強制するものでも、されるものでもなく、自然と沸き起こるから「敬意」となるのです。
だから、卒業式での国歌、国旗で従わない教師を処分するなんていうこともイカンわけです。地裁レベルでは違憲判決が出ているけども、上級審へ進むとどうなるかなという危惧はあります。
だからといって、日教組が素晴らしかったとはいいません。日教組の組織率が100%近かった頃の教師の質の悪さは、言い出せば切がないので、書きませんが。
いずれにせよ、教育は非常に大切で、それもこれからの日本を担っていく子どもたちが、中学を卒業した時点で自分の一生が決まってしまうんですよ、なんていうことを言わせないような社会にしなければいけない。でも、すごく難しい。どうしたらいいのかと考えても思いつけないので、忘れるのが一番かと逃げに入るずるい大人になってしまいました。
久しぶりに川添君のずっと変わらない意見を読んで、嬉しくなってしまったので、ついコメントをつけてみました(笑)。

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