iPhoneの基本にあるデザイン思想への信頼

iPhoneにはいろいろと不満もあるけれど、それでも、これまでのケータイに戻るかというとほとんどそれはありえないと感じます。

根本的で統一的な使い勝手上の原則を持たない、一言でいえば「じゅうぶんに考えて作られていない」機械を常時使うことには、ストレスがあまりに多く、そういう環境にはもう戻りたくない、と。

決してこれまでのケータイの、個々の機能やハードウェア、ソフトウェアが悪いわけではないのですが、総体としたときの整合のなさ、統一感のなさ、そしてそこからくる使い勝手の悪さには、ずーっと、不満が積もり積もっていました。

そうした環境を少しでも改善するために自分の仕事があるので、できるかぎりのことをして、iPhone以外のケータイや情報端末、そしてそれらのためのサービスが既にもっている良さを存分に発揮できるようにしたいと、これは本気でそう思っています。
ただ当面、日常的に使うには、iPhoneをおいてほかにないです。

恋人や夫婦の関係と似ているかもしれません。多少合わない部分や困ったことがあっても、人格の深いところで理解しあえているパートナーであれば、我慢ができますし、基本的には楽しい。でも、根本的に理解できないと感じながら表面的につきあうのは、ストレスだし、結局は時間の無駄です。

まあそういうことです。
前のエントリーの、「きょ」さんのコメントへの直接の回答にはなってないけど……とりあえず。

先日、ワイヤレスコンファレンスで話す機会がありました。内容をDesign IT!のサイトに載せましたのでよろしければそちらも参照ください。
また、ほんのちょこっとですが、今日の朝日新聞の経済面に、携帯のタッチパネルについてのぼくのコメントが載りました。

[コンピュータ]
2008.07.24 - 07:16 PM |
ようやく、iPhone | モレスキンiPhone

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