これでいいのだ。
もうねえ、こういうタイトルのブログがたくさん書かれているんだろうと思うのですが、でもやっぱりこう書きたくなるよねえ。
25年だの30年だの、ジジくさいエントリーばかり書いとりますが、今日もまたそんなのになっちゃうよ。
彼の漫画やアニメは空気のようにいつもぼくらの周りにあった気がします。
後年の漫画ではずいぶんびっくりするような面白いもの、いわゆる「実験的」なやつがあって、すげえなあと思ってたけど、子どものときにはそんなことよりもただ単純な、わけわかんないギャグがひたすら楽しかった。
絵もまねしやすくて、試しに書いてみたら今でも何も見ずにニャロメもケムンパスも描けたよ。初めて公式サイトいって比べてみたら、だいぶ違うニャロメだったけど。このデッサンの狂いは、ぼくが子どものときに描いてたのがもう狂ってたからだ。一度覚えたら本物と比べてよりよく似せようなんて思わずに、おんなじ絵をなんども描いていたのだなあ。
あっけらかんとした、暗さのみじんもない漫画。今見直しても、なんだか幸福な気分になる。
それにしても、なんと、前の奥さんもわずか3日前に亡くなっていたとのこと。
追伸です。 葬儀の日取りは、まだ決まっていません。 実は、先日、ニャロメの母も 帰らぬ人となったのです。トキワ荘時代、センセイのアシスタント第一号で、
「ひみつのアッコちゃん」などを
手伝っていた女性でした。
まずは母を送ってから、父を送る、
とニャロメは心に決めているようです。
公式サイトのこのおしらせ [koredeiinoda.net]、なんともいい文章です。
わずか数日の間にご両親を亡くされたニャロメさん。ぼくと同じぐらいの年頃だろうかなあ。
どんな思いで今この時間をすごされているのだろうか……。
あきらめることより、現実を見据え、肯定して楽しむ。
これでいいのだ、か。
すてきな人生、だったのではないでしょうか。
[日記・コラム・つぶやき]
2008.08.05 - 01:27 AM
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