雑誌は編集長のもの。とはいえ……

いろいろな意味で「雑誌は編集長のもの」だと思うけれど、こんなことが起きていたとは知りませんでした。スラッシュドットで今頃知りました。

月刊科学雑誌『サイエンスウェブ』の読者の皆様へ
現在、編集長が病気療養中のため、『サイエンスウェブ』6月26日発売号(8月号)は休刊とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
http://www.scienceweb.co.jp/info.htm

 (※その後一時復刊したものの、現在また休刊している模様)

『月刊天文』休刊のお知らせ
本年9月、本誌編集長、飯塚和良が体調を崩し入院いたしました……(中略)……やむなく休刊することを決定しました。
http://www.chijinshokan.co.jp/getten_suspend.html

編集長が仕事に就けなくなることで出なくなるというのは、よほど編集長の個性が出ている雑誌であればわかるのですが。

いずれもサイエンス系雑誌だということが、残念です。
Webがこうした関連の情報を提供し代替している(ようにみえる)ことや、そもそも科学や天文に対する強い興味を抱く人たちが少なくなってしまったことが、間接的な、しかし最大の要因でしょうか。
十分な読者層が確保されれば、広告も入り、人材の登用も可能なのでしょうが、それができない、ということですから。

いまどきの高校の天文部なども、実質的な活動のメインはWebで最新情報を検索することだったりして……。

[書籍・雑誌]
2006.11.06 - 09:14 PM |
月刊アスキーの再生を祝う | D903i ファーストインプレッション

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