名前のローマ字表記

日本人の名前の表記は、一般には姓・名という順で書かれますが、ローマ字で表記するときには、欧米の多くの国と同じように名・姓の順で書かれることが多いですね。
しかしその書き方が、ぼくはどうも好きになれません。

名前の表記方法はその国の習慣に沿うべきであって、日本の一般的な名前の場合、文字が漢字や仮名からローマ字になったところで、姓・名の順序を変える必要はないと思うのです。
そのため、ぼくは特に求められない限りは、自分の名前をローマ字表記するときも姓・名の順で書くようにしています。

ただしその場合、どちらが姓かを明示するために姓を全部大文字にするか、姓と名の間にコンマを入れるか、もしくはその両方を併用して書きます。姓を大文字で書くのがわかりやすいと思うのですが、ぼくの姓はローマ字で書くと長くなるので、見た目によってコンマだけですますこともあります。

ローマ字での名前の表記のしかたのガイドラインはないのかなと思い、あるとすれば文科省の仕事、たぶん国語審議会の仕事だろうと思って検索してみたら、ちゃんと答申がされていました。
国際化に伴うその他の日本語の問題」 のページの下の方に「姓名のローマ字表記の問題」という形で記述があります。

ぼくが今書いたように、姓・名で書くことが望ましいとされていて、表記のしかたの例も同様に乗っていました。ちょっと安心。今後は堂々と、姓・名の順で表記することにしよう。

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2004.05.13 - 06:31 PM |
Lost In Translation ロスト・イン・トランスレーション | とらわれのひとびと

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