G5のファームウェアで酷いめに

Mac OS Xのソフトウェア・アップデートで、G5のシングルプロセッサモデルを対象としたファームウェアアップデートというのが表示されたのでアップデートした。

そしたら、OS Xに移行してから経験したことのないハングアップ頻発。


はじめ、アップデートとの関連性よりもシステムもしくはハードディスクの不具合を疑ったので、OS Xを再インストールしようとして、さらに状況を悪化させてしまった。インストールの途中で「インストールできませんでした」となってしまうのだ。
結果として、システムのない内蔵ドライブになってしまい、立ち上げることもできなくなる。
iPodをつないでそちらにインストールしようとするも、これもまたインストール途中で中止されてしまう。

しかたないのでアップルサービスセンターに電話。つながってから状況説明をするも、いろいろな確認でしばしば待たされ、結局1時間あまり電話つなぎっぱなし(1時間の電話中、実際に話してたのは正味15分ぐらいか?)で、最終的には明日ピックアップしてもらって修理することになった。

その後、Muramasa(Windowsマシン)からAppleのDiscussion Boardsを見ると、同様の症状の人多数。アップデートが出てから二週間たつのにAppleからは何の対応発表もなし。
でも、メモリのスロット差し込み順を変えたら解消したという書き込みがけっこうあったので試してみる。
純正のメモリだけを入れていても症状が変わらなかったが、増設したメモリを上位に配置してみたら、インストールに成功。
しばらく使って見るも問題なさそうなので、とりあえずピックアップはキャンセル。

結局、G5のシングルプロセッサでも、1.6GHzのものはこのファームウェアアップデートをするとメモリとの整合性によって大問題になるらしい。1.6GHzのG5の場合はアップデートしないでおくべき。
でも自動で出てくるソフトウェア・アップデートのリストに、これだけ重大な問題をひきおこす可能性のあるものがでてくるのはどうよ。しかもAppleからはなんのしらせもなし。
現在も
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/powermacg5uniprocessorfirmwareupdate.html
に、アップデートはそのまま掲載されています。1.6GHzで問題がおきることの記述もなし。

しかしシステムさえインストールできれば、これまでの環境を再構築するのは、やはりMacは超らくちん。
アプリケーションはすべてなんの問題もなくそのまま使えるし、初期設定もちゃんと自分の設定が生きている。
インストールするときに以前のシステムをアーカイブしておくようにしたので、Previous Systemsというフォルダに前のシステムが残っていて、この中のユーザ、ライブラリフォルダを新しいシステムのほうにそのまま移して再起動したら、これでほとんど再インストール以前と同じ状況に復活。
今のところ、元通りにならなかったのは、Dockのアプリケーション群。Dockの位置や大きさ、Dockに入れていたフォルダなどは復帰したが、アプリケーションだけは初期化されてた。これはどこに保存されてるのかな。

OSがUnixになっても、OS 9までのようにシステムだけの再インストールとかユーザの初期設定の移行がそのまま活きてるMacはやっぱたいしたものだわ。Windowsの再インストールなんて、考えたくもないほど大変だもんね。

念のために、ビックカメラに行って、バルクの内蔵ハードディスク120G(1万円ちょっと)とNorton Utilitiesを買って来ましたよ。
一応iPodやDVDにバックアップはとっていたものの、完全な対策はしていなかったからね。

[コンピュータ]
2004.09.27 - 09:14 PM |
死刑執行 | Blobs

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