NHKを応援します
これまで、NHKには受信料を払う理由がない、と思って、受信料を払ってきませんでした。
今日の『NHKに言いたい』を見て、気持ちが大きく変わりました。
NHKには、受信料を払わない理由があります。
払う理由がないのではなく、払わない理由、払うべきでない理由があります。
ですから、払いません。
そういうことで、よろしくお願いします。
これまでは、いろいろな思いをもって、払う人、払わない人がいて、それはそれでよいと思っていました。
しかし今後は、積極的に、払わないようにしましょうと呼びかけていきたいと思います。
ぼくは、今年一年は特に、最近の10数年の中でもっとも、NHKに感謝しています。
言うまでもなく、『新選組！』という番組を作ってくれたことに。
『地球大進化』にも、心から喝采を贈ります。
『人間講座』も『きょうの料理』も『高校講座』も『ミクロワールド』も『わくわく授業』も、NHKでなければできないすばらしい番組を、とてもたくさん見ることができました。それぞれがすばらしい知識と思考と感動を与えてくれました。
NHKが作る多くの番組の質を高く評価します。
同時に、この時代に、公共放送としてのNHKの存在意義を強く感じます。
であるからこそ、NHKは根本的に変わらなければいけない。変わって欲しい。
そのための支援として、受信料を払いません。
なぜなら、それが一番NHKを変える近道だと思うから。
今のNHKは、それ以外に、視聴者の意見をきちんと把握し、番組の内容や編成、組織のありかたに反映する手段を持っていません。
そして、新たにその手段を設けることもできないであろうことが、本日の番組を見てはっきりわかりました。
「お金を払うことでこそ意見を言う権利もある」という考え方は正しいと思います。ですが、その考え方をNHKは理解していません。お金を払っている人の意見を聞く気もないし、ですから手段もありません。意見を言う権利を実質的に認めておらず、払っても意見は聞かれないのです。
であれば、「意見を聞くまでは払わん」と言うしかないでしょう。
鳥越俊太郎さんをぼくは好きなのですが、おしゃべりがうまくないので、テレビ向きなのか疑問に思うことが多いのですけれど、今日はすばらしかったですね。
しょっぱなから司会をおさえての直球の発言にはじまり、最後も、海老沢会長の発言で終わりそうになった残り30秒、これで受信料支払いを拒否する人が増えるのではないか心配です、発言。それで番組終了。お見事！
鳥越さんだけでなく、パネリストの人選は非常に的確でした。それぞれの立場を活かした真っ当な批判。あの方々を選んだプロデューサーだかディレクターだかは、高く評価すべきでしょう。おそらく心から、NHKを変えたいと思っている人であるはずです。
鳥越さんの心配は当たっていて、もちろん、拒否する人がこれで増えるでしょう。
拒否すべきですよ！ NHKが好きで、NHKが必要だと思えば思うほど。
[政治・国際・社会]
2004.12.20 - 01:44 AM
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