「黄色いリボン運動」

「イラクに派遣された自衛官の無事を祈る」という名目の「黄色いリボン運動」ということをしている人たちがいます。ネットでもいくつかのサイトがいろいろな黄色いリボンやハンカチのバナーを作って運動参加を表明しています。

でもこの「運動」にはひどくうさんくささを感じてしまう。

派遣された自衛官の無事を祈らない人がいるのでしょうか?
なぜそんなあたりまえのことを「運動」にわざわざするのか。

そもそも「運動」とは何かの目的を達成しようとするために行う行動のことであるはずです。
「無事を祈る」って、どんな目的? どんな行動?
いったい誰に対しての「運動」?
自衛隊の派遣の危険性を分かっていない人がいるから、それを伝えたいのですか?
無事を祈っていない人がいるから、無事を祈るように伝えたいのですか?

このようなことを「運動」と称して実施する理由を考えてみるべきだと思います。

[政治・国際・社会]
2004.02.29 - 09:15 PM |
同性結婚 | 『夏目房之介の漫画学—マンガでマンガを読む 』

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