有限の未来

はてしなく無限へのあこがれを抱きながら
私が持っているのは有限の未来だ
うつろいゆく時の流れの中から
のがれえるてだては何も持たない

過去も 未来も 私は知らない
私が自由にできるただひとつの時は
“今”でしかない
有限の時間のなかの無限の“今”を
ひとつ ひとつ ひらめかせてゆくのが私の役目だ

花も 虹も 人も
やがて消えてゆくから 美しいのだろう
消えさる時のくる前に
私は いくつの輝きを生みだすことができるだろうか

[日記・コラム・つぶやき]
1981.02.22 - 11:36 AM |
Profile : 川添 歩 [KAWAZOE, Ayumu]

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